グラウンドゴルフの打ち方|距離感のつかみ方と2打目の考え方
グラウンドゴルフの打ち方の基本の流れと、距離感のつかみ方、2打目の考え方を初心者向けに解説。標準コースの距離や、ゲーム中は打球練習ができない点も押さえました。
グラウンドゴルフ(グランドゴルフ)を始めると、「2打目はどこを狙えばいいのだろう」「同じように振ったつもりなのに、止まる位置が毎回違う」といった疑問が出てくることがあります。これは珍しいことではありません。
この記事の要点は、次の3つです。
- 止まる位置がばらつくのは、よくあることです
- 距離感は、同じ振りの大きさで何球か打って、止まった位置を見比べる方法があります
- 2打目は、止まった位置から目標を決め直し、振りの大きさで調整する、という考え方があります
親御さんのために調べている方、ゴルフ経験があって趣味を見直している方、これから始める方、どなたにも読めるようにまとめました。紹介するのは、考え方や試し方の一例です。気になったところだけ拾い読みしていただいても構いません。
止まる位置がばらつくのは普通です
同じ振りの大きさで打っても、ボールの止まる位置は毎回少しずつ違います。地面の硬さ、芝や土の状態、風、ボールの転がり方など、状況が1打ごとに変わるためです。もちろん、打つときのわずかな違いも要因の一つです。ずれることは、このゲームではよくあることです。
打ち方の基本の流れ(持つ・構える・打つ)
ここで書くのは、あくまで一例です。決まった一つの形だけが正解というわけではなく、楽に感じる形は人によって違います。
- 持つ:一般に、クラブは両手で持つ方が多いようです。握りやすい位置を探してみてください。
- 構える:ボールとホールポストの方向を見て、足元が安定する姿勢で立ちます。立つ幅やボールの位置には、人による違いがあります。
- 打つ:無理のない振りの大きさで、クラブのヘッドでボールを打ちます。「振りの大きさ」とは、クラブを後ろに引く幅のことです。
最初は、体験教室などで借りたクラブを数回振ってみて、楽に感じる形を探す方法があります。
決まりとして押さえておきたい点が一つあります。ボールは、クラブのヘッドで正しく打つことになっています。ボールを押し出したり、かき寄せたりすると反則で、1打が加えられます(ルール上は「1打付加」)。なお、ボールに当たらなかった空振り(ルール上は「から振り」)は、打数に数えません。反則の全体像は、グラウンドゴルフのよくある反則・マナーで紹介しています。
打ち方に引っかかりがあるときは、体験教室で実際に見てもらうと分かりやすい場合があります。体験教室の探し方もあわせてご覧ください。クラブの長さや重さが手に合っているかどうかで、振りやすさが変わることもあります。道具の見方は、グラウンドゴルフのクラブの選び方(初心者向け)にまとめています。
距離感をつかむには|まずコースの距離を知る
距離感をつかむ最初の一歩は、自分が回るコースの距離を知ることです。日本グラウンド・ゴルフ協会(JGGA)の標準コースは、50m・30m・25m・15mが各2ホールの、合計8ホールです(出典:JGGA公式サイトのルール)。
1打でホールまで届かせる必要はありません。2打、3打と重ねて進めるホールとして考えて構いません。
ただし、場所によってホール数や距離が異なるコースもあります。当日の会場の案内で確認できます。ゲーム全体の流れは、グラウンドゴルフ基本ルール完全ガイドで紹介しています。
止まった位置を見比べる進め方
距離感は、すぐに身につけようとするより、観察から入るという見方があります。たとえば次のような進め方です。
- 同じ振りの大きさで、何球か打つ
- ボールが止まった位置を見比べる
- 振りの大きさを少し変えて、止まる位置がどう変わるかを見る
この間は、うまく止まったかどうかよりも、「このくらいの振りだと、このあたりに止まる傾向がある」と分かったことを手がかりと考えます。地面や風が違えば結果も変わるため、数字や回数に決まった正解はありません。
試すときは、周囲に人がいないか、クラブを振る方向の安全を確かめてから打ちます。体調や気温に合わせて、無理のない範囲で、休憩や水分補給をとりながら行ってください。体に違和感があるときは、すぐにやめてください。
注意点があります。JGGAのルールでは、ゲーム中は、いかなる打球練習(ボールを打つ練習)も禁止されており、違反すると1打が加えられます。この観察は、体験教室や練習の場など、ゲームとは別の時間に行う方法があります。ゲーム開始前に試し打ちができるかどうかは、会場や主催者によって扱いが異なる可能性があるため、案内に従ってください。
2打目の打ち方・考え方|止まった位置から目標を決め直す
1打目はスタートマットから打ちます。2打目は、1打目で止まった位置から打ちます。ホールポストまでの距離が変わっているため、その位置から考え直す打ちになります。一般的な考え方として、次のような見方があります。3打目以降も、同じ考え方です。
- 目標を決める:ホールポストを狙うだけでなく、「このあたりまで運ぶ」という地点を決めてから構える
- 振りの大きさで調整する:残りの距離に合わせて、振りの大きさを変える
ホールポストは、輪(ホール)と、番号の旗を付けたポールでできています。ホールインは、ボールが輪の中に入って静止した状態(公式には「トマリ」)です。ホールポストに近づいたときは、勢いだけでなく、止まり方も意識してみる方法があります。
打順や、ほかの人が打つときの待ち方は、基本ルールの記事でも紹介しています。
ゴルフ経験のある方へ|そのまま使える感覚と、使い直す感覚
ゴルフの経験で培った感覚には、そのまま使えるものと、使い直すものがあります。
そのまま使える方もいるのは、たとえば次のような感覚です。
- 目標を決めて狙う習慣
- 地面の傾きや芝の状態に目を向ける習慣
- 距離を見積もる感覚
一方で、ゲームの組み立てが違うため、使い直す場面もあります。
- ゴルフはクラブを持ち替えて距離を調整しますが、このゲームでは1本のクラブでプレーするのが一般的です。振りの大きさで調整する方が多いようです
- 打面に傾斜をつけないクラブを使い、ボールは主に地面を転がして運びます。「飛ばして落とす」感覚より、「転がして止める」感覚に近づける、という見方があります
頭の中の距離のイメージと、実際の止まり方を合わせていくのに、少し時間がかかることもあります。ゴルフとの違いは、ゴルフからグラウンドゴルフへ|違いと両立の考え方で整理しています。
ご家族のプレーを見守るとき・一緒に回るとき
親御さんのために調べている方へ。気になることがあっても、ゲーム中の声かけには気をつけたい場面があります。JGGAのルールには、「打つとき、人的な援助やアドバイスを求めたり、受けたりしてプレーしてはならない(違反は1打付加)」という定めがあります。どこまでがアドバイスに当たるかは、大会や主催者の判断によるため、迷う場合は主催者に確認すると安心です。ご家族が打つ場面を避けて、励ます程度にとどめる方法もあります。
助言や質問は、ゲーム前後の練習の場や、振り返りの時間に行う方法があります。その際は、「こうした方がいい」と伝えるよりも、「見ていてどうだった?」と問いかける形にすると、ご本人が自分のペースで整理しやすくなります。
打ち方を変えるかどうか、続けるかどうかは、ご本人が決めることです。
止まる位置がそろわない日の振り返り方
止まる位置がそろわない日は、地面、風、転がりといった状況と、自分の振りの大きさの両方から振り返ってみる方法があります。1打ごとの結果よりも、「どのあたりに止まる傾向があったか」を見ておくと、次の機会につなげやすくなります。スコアの見方は、グラウンドゴルフのスコアの数え方の「スコアが伸び悩んだときの考え方」でも紹介しています。
まとめ
ボールの止まる位置がばらつくのは、このゲームではよくあることです。距離感は、コースの距離を知り、止まった位置を見比べる観察から入る方法があります。2打目は、止まった位置から目標を決め直し、振りの大きさで調整する、という考え方があります。練習は、ゲームとは別の時間に行うのが決まりです。
ここで紹介したのは考え方や試し方の一例で、上達を約束するものではありません。次に試すのは、一つだけで十分です。たとえば「同じ振りの大きさで、何球か打って止まった位置を見る」。それだけでも、手がかりが見つかることがあります。実際に見てもらいながら試したい場合は、体験教室の探し方も参考にしてみてください。
参考動画
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よくある質問
- 同じように打っているのに、ボールの止まる位置がばらつくのは普通ですか?
- 珍しいことではありません。地面の状態、風、ボールの転がり方といった状況に加え、打つときのわずかな違いでも、止まる位置はずれることがあります。ばらつき方を観察すること自体が、距離感をつかむ手がかりになることがあります。
- 距離感はどうやってつかめばよいですか?
- 一例として、まず回るコースの距離を知る方法があります。標準コースは50m・30m・25m・15mが各2ホールの計8ホールですが、会場によって異なる場合があります。そのうえで、体験教室や練習の場で同じ振りの大きさで何球か打ち、止まった位置を見比べます。ゲーム中は打球練習が禁止されています。試し打ちができる時間や場所は、体験教室や主催者の案内に従ってください。
- 2打目の打ち方はどう考えればよいですか?
- 一般的な考え方として、止まった位置からホールポストの方向を見て、狙う目標を決め、必要に応じて振りの大きさを変えて打つ、という見方があります。3打目以降も同じ考え方です。技術の細かい点は、体験教室や経験者に教わると分かりやすい場合があります。
- プレー中に家族や仲間にアドバイスしてもよいですか?
- 日本グラウンド・ゴルフ協会(JGGA)のルールでは、打つときに人的な援助やアドバイスを求めたり受けたりしてプレーすることが禁じられており、違反すると1打が付加されます。どこまでがアドバイスに当たるかは大会や主催者の判断によるため、迷う場合は主催者に確認すると安心です。助言や質問は、ゲーム前後の練習の場や振り返りの時間に行う方法があります。